もともと、大堰川を開削したことで知られる京の豪商「角倉了以(すみのくらりょうい)」の別邸だった「星のや京都」…。
100年以上前から旅館だったという日本建築をリノベーションした、その特別な客室は、日々、宿泊客を魅了し癒しています。
…というワケでこのページでは、そんな「星のや京都」のお部屋について詳しくご紹介したいと思います。
「星のや京都」の客室は全25室 5タイプ
水の音
「水の音」は2室限定のおひとりさまのためのシングルルーム。
コンパクトな部屋でありながら、大きな窓に向かって置かれたデスクとソファが素敵。空いていたらラッキーです!
谷霞
「谷霞」は、ホテルライクなお部屋。
ほかの客室に比べて天井が高く、洋室好きな人にぴったり。
葉雫
「葉雫」は、ダブルベッドとベンチソファが置かれた総合的にバランスの良いお部屋。今回私が宿泊した客室がここ!
下で詳し~くご紹介しますね。
月橋
「月橋」は、「星のや京都」の全客室の中でもラグジュアリーな客室。
眺望ナンバーワンのお部屋です。
山の端
「山の端」もまた「月橋」と並び、ラグジュアリーな特別室。やはりメゾネット(1軒家タイプ)の部屋も用意されています。
前身の古旅館の風情を最も残しています。
「星のや京都」「葉雫」を詳しくレポ!
…というワケで、チェックイン後、スタッフさんに案内され、今回予約していた「葉雫ダブル」のお部屋にやってきました。
「星のや京都」の客室はメゾネット(一軒家)タイプを除き、1つの建物に数個の客室が入っています。
ですので、建物に入るとまずは↑このような共同の玄関が。
自分の部屋専用の下駄箱を利用することになります。(ただ…私が宿泊した時は、スタッフさんに「ほかの方、ほとんどいらっしゃらないので、靴はそのままでもいいですよ」と言われました。部屋埋まってなかった&たぶん葉雫の中でも一番いい部屋だったので、そもそも部屋数が少ないんだと思う。)
靴を脱ぎ、今回宿泊する105号室に来ました。
ウォークインクローゼットやバスルーム、トイレなどが並ぶ廊下を抜け、もう1つの扉を開けると…
広い!ここが105号室「葉雫ダブル」です!
Post from RICOH THETA. #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
「星のや」ではすっかりおなじみの、ベンチソファーは、我が家のベッドよりも広い(笑)
窓からの借景は、もちろん、大堰川と小倉山。
30分に1回くらいでしょうか。観光列車である嵯峨野トロッコが走っているのを見ることができます。小さく向こう岸に見える乗客の方に向け手を振ったら、振り返してくれました(笑)
窓の外は、ちょっとしたテラスになっており、出ることもできます。
ライブラリーラウンジにある空中茶室のような感じですね。
手前にはフカフカのダブルベッド。
これをシングルユース!なんて贅沢な…
ちなみに↓こちらも同じく「葉雫ダブル」の1つ。特別に見せていただきました。
105号室よりこじんまりと作られていますが、こっちも快適そう~。窓が大きいですね。
職人技光る!照明、壁紙
照明は、明治時代からずっと和風の照明器具を作り続けている「三浦照明」と、デザイナー武石正宣さんのコラボ。
そしてそんな照明の灯りで、自身の美しさを引き立てられている壁紙…。
江戸時代から伝わる「丸二」の版木を使って作られたこの神は、「揉み唐紙」の技法を持つ本城武男さんによる手刷りです。
筆箱
ほかの「星のや」では見かけない箱が置いてありました。
中身は墨に硯、筆などの書道道具!
実際には使わなかったけど、時間がったら使いたかったな~。
そのほか、おはじきや花かるたも。
おはじきが入っている香袋はショップでも販売されていました。カワイイ!
バスルームとアメニティ
バスルームはヒバの木で作られた贅沢な浴槽。
温泉ではないので、その代わりに星のやオリジナルの薬湯が置かれていました。
大きいのが2袋入っていたので、1つは持ち帰り自宅で楽しむのもいいですね。
そうそう…1つ残念なことに、「星のや京都」には温泉がないんですよね。大浴場も。昔の建物をリノベーションしているため、増築が難しいんだそうです。今後に期待!
アメニティは「星のや富士」と同じ、有名なナチュラルコスメブランド「北麓草水」。
ちょっと大きめなボディクリームのチューブが何気に嬉しい!
もちろん、「星のや」ファンにはおなじみの、オリジナル石鹸もありました。
そして…夜、食事から帰ってくるとベッドの上に、星のやオリジナルの環境音楽CDと一緒にリンゴ湯用のフレッシュリンゴが2個!
そういえば「星のや軽井沢」でも、2日目のお風呂用にリンゴが置かれていたんだよなぁ…
細かな気遣いと、小さいサプライズが楽しいですね。
お風呂上りには、部屋着と袢纏に着替え、リラックスモード。
パジャマも別に用意されているので、寝るときはそちらに着替えます。
…
フゥ。てなワケで、「星のや京都」のお部屋の様子、いかがでしたでしょうか。
「星のや」の客室はどこもそうなのですが、日本の伝統的な美しさと、そして快適さ、モダンさがうまく融合しているんですよね。
「旅館の雰囲気は好きだけど、畳にちゃぶ台って疲れるのよねぇ…」なんて方には絶対に嬉しいハズ。
…
次回は、無料のおやつが楽しめたり、さまざまなイベントが行われるパブリックスペース「Salon & Bar 蔵」についてご紹介します。
お楽しみに。
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