軽井沢のホテル「ブレストンコート」の宿泊記。
前回の客室紹介に続き、このページでは、夕食についてお届けしたいと思います。
ブレストンコートの敷地内には、知る人ぞ知る、超一流フレンチレストラン「ユカワタン」があります。
2013年、ボキューズ・ドール国際料理コンクール 世界3位銅賞を獲得した浜田統之(はまだのりゆき)氏のエッセンスを受け継ぐ水のジビエ。
どこよりも詳しくお伝えします!
*「読む時間ないよ~」って方は↑3分動画で疑似体験をば♪
「ユカワタン」とは?
フレンチの王道であるフォアグラやトリュフ、そしてキャビアを主役にすることをあえて選ばず、信州という土地の素材にこだわる(テロワール)お料理がいただける「ユカワタン」。
ここで使われている肉、野菜、魚、乳製品はすべて同じ土地、同じ水で育てられた信州産です。
ユカワタンの場所
ホテル「ブレストンコート」内、「〒389-0195 長野県北佐久郡軽井沢町星野」にあります。
*ブレストンコートへのアクセスはコチラの記事をご覧ください。
フロントのある建物、軽井沢高原教会よりも北に位置した場所にある一軒家 が目印。
お昼に訪れるとこんな↓感じ。
入口から入ると奥に建物があり、そこが実際の夕食の会場になります。
ユカワタンの予約
050-5282-2267
もしくは、こちらのアドレスから。
ユカワタン「水のジビエ」コース内容 紹介!
というわけでいよいよ!憧れの「ユカワタン」にやってきました。
予約は早めが吉ですが、私の場合、なにかとバタバタしており予約しそびれ…ブレストンコートにチェックインしたその日、スタッフさんにお願いして当日予約をしてもらった次第。間に合ってよかった(笑)
さて、入口で出迎えられ、まず通されたのが、なんと屋外!
ソファーの前にはたき火、後ろにストーブ、温かいブランケットが用意された席には、リンゴで作られた食前のジュース。
うーん…さすが一流店。そのもてなしには舌を巻きます。
…というわけで店内へ。
今回私がお願いした「水のジビエ」と名付けられたコースは18,000円。
(そのほか、「お酒と料理のペアリング 12,000円」「ノンアルコールカクテルと料理のペアリング 4,200円」といったメニューもあります。)
順にご紹介していきます!
アミューズ(前菜)
まず出てきたのがこちら。ユカワタンのメインビジュアルといってもいいくらい有名なアミューズ。6つの石。下の丸いのが「石」で、その上にお料理が乗っています。
浜田シェフが現在勤める「星のや東京」でも体験できる一皿です。
左から、イトウのコロッケ、キノコのスープ、紅芯大根とイノシシのソーセージ、鱒とトマトのカナッペ、牛肉の赤ワイン煮、洋ナシとフォアグラのケーキ…
実はこちら、6つそれぞれが、これから始まるコース料理を表す、いわば、「お品書き」のようなメニュー。
次に出てきたのが、「川エビのビスク」と「佐久鯉のタルタル」。
ビスクは、柑橘のゼリーが入っててよいアクセントに。ちょいピリ辛。めっちゃくちゃ美味しいです。
佐久鯉のタルタルは2層、3層になっており、下の方がムース。そして鯉の身を埋めるのがお出汁のゼリー寄せです。梨や根菜類が入っていて食感にも変化が!
そしてこちらは「イトウのマリネ」。
カリンとグレープフルーツソースと一緒に。ニンジンやラディッシュなどの丸い飾りもカワイイ!
キノコ好きの私を唸らせたのがこのお皿!
ものすごく深いキノコの味わい。ここまで美味しいキノコ料理は初めてです。
鳩入りラビオリと、黒にんにくのおせんべいも入ってます。
この後、栗とイノシシのコンソメスープが出てきて、いよいよメインのお皿へ…
メイン
メイン。まずはお魚料理から。
1時間バターをかけ続けゆっくりと仕上げられたサクラマス。
とにかくバターソースが美味しい!こげないように煮詰められたバターがキャラメルのような味になっています。
ビーツのソースで酸味を足しながらいただきます。塩気がほしい人は岩塩をかけて。
メインのお肉は短角牛。
意外においしかったのが添えられたケール。焼きネギ、キノコ、ジャガイモのピューレと一緒に。
デザートの前、メインの後に出てきたのが、エクレア仕立てになったリコッタチーズです。
上には貴腐ワインとイチジクのゼリーがかけられています。
デザート
デザート部門に入ります!
ユカワタンは(そして、現在、浜田シェフがいる星のや東京のダイニングも)、デザートがまたスゴイんですよ。ほんと。
最初のデザートのテーマは、信州といえば…な「りんご」。
くりぬかれた紅玉の中には、青りんごのムースに、キャラメリゼされた青りんご、そしてアイスが入っています。
デザート2品目は、「栗とモンブラン」「洋ナシとチョコレート」のいずれかを選びます。
余談ですが、この日誕生日だった友人のデザートは、スペシャルプレートになっていました。こういうサービスもさすが一流。
そして…
最後の最後に出てきたのがコチラ!!
カラクリ箱のようなボックスから出てくる一口サイズのお菓子たち。そこかしこのテーブルから聞こえてきた歓声はコレだったのね…!
1つ1つがとんでもなく手が込んでいます。特に感動したのが”ほおずき”を使ったもの。
箱の前に置かれているのは、鳥の巣を模した入れ物に、チョコレートの卵と葉っぱ、フロランタン。凝ってるなぁ。
食べ終わったー!と思っていたら、どこからともなくスタッフさんが現れ「実はまだございます」と箱を持ち上げると…
土台だと思っていた切り株から、またもお菓子が…
もう食べられません!ということで、これらはお持ち帰りさせてもらうことにしました。
さすがユカワタン。お持ち帰りもそれだけでお土産になりそうなくらい素敵にパッケージしてくださいました。
フー…
というわけで、ユカワタンでのディナーの様子、いかがでしたでしょうか。
ブレストンコートに泊まったなら、ぜひぜひ体験していただきたい夕食、ここでしかいただけないフレンチを、皆様も!
お次は、夕食の後にゆっくりと疲れをいやした、星野エリアにある温泉「トンボの湯」についてご紹介したいと思います。