【追記】「ウトコオーベルジュ&スパ」は、2020年6月30日で閉館しました
ウトコオーベルジュ&スパは、その名の通り「オーベルジュ」*スタイルの宿泊施設です。
…となると当然!食事に期待せずにはいられません。
ということでこのページでは、そんなウトコオーベルジュスパの夕食についてお届けしたいと思います。
高知ならではのその食事内容とは!
*オーベルジュ…レストランに宿泊施設が併設したホテル。
まずはレストランへ
ウトコのレストランは、フロントから客室に沿って歩き、ライブラリーラウンジを通り過ぎた広場の奥にあります。
船をモチーフにしたという丸い窓が印象的な内装。そしてやはり、ここを作ったシュウウエムラのテイストが独特でお洒落な雰囲気です。
さあ、いよいよコーススタート!
ウトコオーベルジュスパ 夕食の内容
まずは前菜。高知の皿鉢料理を可愛くアレンジ!
高知 室戸岬の地図を模したお品書きを開くと、
Antipasto(前菜)の詳しい説明が書かれていました。
そう…こちら、もしかしたらお気づきの方もいるかもしれませんが、高知の伝統的なお料理スタイル「皿鉢料理(さわちりょうり)」(大きなお皿1枚に様々な旬のお料理を、ぎゅぎゅーっと乗せたもの)を可愛くアレンジした一皿。
鰹の心臓を揚げたものや、鰹の”はらんぼ”にローズマリーの香りをつけて焼いたもの、鰹飯をイメージしたライスコロッケに、鰹の生ハム仕立て、鰹の燻製とアボカドピューレのミルフィーユ…
とにかくカツオ尽くし。そして1つ1つ手が込んでいます。生花まで飾られています。
いや~~とにかく可愛い!お洒落!おいしそう!さすがオーベルジュ!と感動せずにはいられない。
前菜その2。鰹のカルパッチョとキノコ
2つ目のアンティパストは、カツオのカルパッチョ。
カルパッチョと一緒に乗せられているのは4種類のキノコのソテー。なんと野生種のエノキだそうです。初体験のワイルドな味にうっとり。
ソースはアンチョビと生姜のソースで、それも洒落てますよね。
周りに散らされた赤パプリカのパウダーとオレンジのソースをアクセントに。
1つ目のメインは、タラのスープ。
Primo piatto(1つ目のメイン料理)として出てきたのは、タラと赤ピーマンのカネロニ仕立て 卵入りスープ。
カロリネとは、詰め物をしてソースをかけ食べるイタリア料理。
あおさのりと米粉のパン
あつあつホカホカパンが出てきました。
細長いのが、高知の名産 あおさのりを使ったパン。丸いのは食事にあう米粉ともち米を使ったパンです。
おなか一杯になることは予想していたのですが、どうしてもお代わりせずにはいられないほどのおいしさ!
ほうれん草の手打ちパスタ
Pastaは、赤ワイン風味のラグーソース タリアテッレ。
手打ち平打ちのモチモチ麺に、赤ワインとハーブを使ったラグーソースがかかっています。
ほうれん草のパスタははヨモギのような特徴的な味!食べるほどにクセになります。
2つ目のメイン、セモリナ粉で揚げた鰹
Second piattoは、鰹のヴェネト風 バジルと柑橘の香りで。
サクサクとした食感は、セモリナ粉のおかげ。
レアで揚がった鰹との食感のバランスが何とも言えません!
上に乗っている揚げた刻みバジルと、下に敷いてある干しぶどうと松の実のソースを、お好きなバランスで組み合わせいろんな味にアレンジしながらいただきましょ~!
和牛のソテーと、鰹の血合いのパイ包み!
Carne(肉)は、和牛のソテー 鰹の血合いのパテ オレガノと粒マスタード。
和牛が美味しいのはもちろんのこと、パイ包みになってる、鰹の血合いのパテが絶品!
コースの佳境でございます!
春菊とマッシュルームのサラダも、女性が大好きな味ですよ。
ドルチェにも高知らしさ。
Primo dolce(1つ目のデザート)は、ブドウと赤ワインのアルモーニア。
アルモーニアとは「ハーモニー」のことだそうです。
そしてメインのドルチェは、ズコット 濃厚なパンナコッタ添え。
丸いドーム型のケーキ、ズコットはアイスケーキになっていて、そのアイスの中にナッツやチョコがザクザクと入っています。
一緒に添えられているのは、これまた高知らしい柚子ソルベ、そしてパンナコッタ、パイナップルやベリーの甘酸っぱいソースと一緒に♪
そして、コースは終了へ…
コーヒーと一緒に出てきた、鰹粉を使った魚型クッキーになごみながら、大満足の食事は終わりを告げたのです。
あー!おいしかった!
さて次回は、2日目のディナーについてご紹介したいと思います。
お楽しみに。
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